第20回「窮まる「陰の時代」を生きる変革の智慧」 | 竹村亞希子の『易経研究会』<銀座部会>

有事の変化「沢火革」と平時の変化「雷風恒」に学ぶ

2020年に日本と世界を襲った「コロナ禍」は社会に大きな変革をもたらしました。
生活スタイルの中で、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)をとって三密を避けるというのは、これまでの暮らしの常識を覆すものでした。
目に見えないコロナウィルスに怯えて人との距離をとらなければならないというのも、これまで私たちが大切にしてきた人と人との愛と信頼のカタチが変えられてしまったかのようです。
コロナ禍という人間の本来の姿を見失いかねない危機的状況に対して、『易経』はどのように私たちに語りかけているのでしょうか。

『易経』の繋辞伝には、「易は窮まれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し」と書かれています。
これは「変通の理(ことわり)」として有名な言葉ですが、久しく永続するために、「陽が窮まれば陰と変じ」、「陰が窮まれば陽と変ずる」という時の変化の法則を示していると竹村亞希子先生は指摘します。
したがって、易経の智慧によると、コロナ禍という危機的状況にあっても必ず「窮まれば変じ」ていくことは間違いありません。

それではどのように変化をしていくのでしょうか。またその変化にどのように対処すればよいのでしょうか。
1945年の終戦から戦後復興があり、高度経済成長という昭和の時代は「陽の時代」ともいえます。そして1989年の平成の時代となり、バブル経済が崩壊すると共に、土地神話、安全神話、銀行不倒神話などが崩壊しました。また1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災という大きな災害が日本を襲い、毎年のように自然災害に苦しめられるという状況が続いています。
したがってこの平成の時代は「陰の時代」を過ごしてきたといってもよいでしょう。

竹村亞希子先生は最新刊『超訳易経―陰』(新泉社)のなかで、「コロナ禍による混乱は社会システムを覆すような、大きな変化をもたらしています。まさしく革命的変革の時にあたり、これから新旧交代がなされていくでしょう」と述べています。
また革命、変革の「革」という漢字には「三十」という意味があるといいます。いみじくも1989年から始まった平成は2019年の30年で令和へと引き継がれました。令和の時代に日本を襲ったコロナ禍こそ、陰の時代が窮まり変じていく「兆し」を私たちは観ているのかもしれません。

そこで本講座では、窮まる陰の時代を生き抜く智慧として、有事の変化の時を示す変革の「沢火革」(たくかかく)の卦と、平時の変化の時を示す「雷風恒」(らいふうこう)の卦を取り上げて、有事と平時の時の変化について竹村亞希子先生から解説をしていただきます。

講師 竹村 亞希子(たけむら あきこ)

竹村亞希子易経研究家/東洋文化振興会相談役

中国古典「易経」を占いでなく、古代の叡知の書として、わかりやすく紹介。全国の企業、官庁での講演やセミナー、アドバイスを行っており、企業経営に携わる多くの人々から厚い信頼を得ている。NHK文化センター『現代に生きる「易経」』講座は、易経全文を読むのに15年をかけ、22年目に入る。

著書に『子供と読む東洋哲学ー易経(陽の巻・陰の巻・青龍の巻)』(新泉社))、『リーダーの易経』、『超訳・易経』(角川SSC新書)、『人生に生かす易経』、『易経一日一言』、『CD「よくわかる易経」』(致知出版社)。日経eブック『江守徹の朗読で楽しむ易経入門』シリーズ声の解説者。NHK文化センター「易経」講師(1997年より)

受講料金

16,000円(税込)
※ご入金後のお申込キャンセル及び返金、ご欠席された場合の振替受講のご対応はいたしかねますので予めご了承下さい。
※お申込者様が参加できない場合は、代理の方にご受講して頂くことができます。
※当日、ご欠席の場合は音声及び板書情報をウェブサイトで提供いたします。

定 員

24名
※定員になり次第、締切らせていただきます

受講条件

  • 易経研究会は、占いではなく古代の叡智を学ぶ講座です。
  • 竹村先生の書籍・CDに触れたり、勉強会・講座に参加した経験があれば、どなたでもご参加いただけます。

お申込み

開催概要

開催日時

2021年2月27日(土) 14:00-17:00

会 場

紙パルプ会館 銀座フェニックスプラザ会議室

住 所:東京都中央区銀座3-9-11
■東京メトロ銀座・丸の内・日比谷線「銀座駅」A12・A13出口 徒歩2分
■都営浅草線「東銀座駅」A7・A8出口 徒歩1分
■JR山手線「有楽町駅」中央口より徒歩7分
 

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